こんにちは!
農薬や化学肥料を使わずに黒米を育てているかほ黒米クラブの瀬戸です。
今回は、私たちが大切に育てた黒米を使った酵素玄米の作り方をご紹介します。
黒米の深い紫色と独特の香りが楽しめる酵素玄米は、通常の酵素玄米よりもさらに栄養価が高く、見た目も美しい一品です。
農家として実際に栽培から関わってきた経験を活かし、美味しく仕上げるコツもお伝えします。
黒米酵素玄米とは?

酵素玄米とは、玄米を塩と一緒に炊き、保温状態で3~4日熟成させたものです。
熟成の過程で酵素の働きが活性化し、もちもちとした食感と深い味わいが生まれます。
黒米を加えることで、美しい紫色に染まり、ポリフェノールやアントシアニンなどの栄養素がプラスされます。
私たちの黒米は化学肥料や農薬を使わずに栽培しているため、より安心してお召し上がりいただけます。
黒米酵素玄米の健康効果
黒米酵素玄米には以下のような作用があると言われています。
1. 抗酸化作用
黒米に含まれるアントシアニンは強力な抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去して老化防止に役立ちます。
2. 血流改善
ポリフェノールが血管の健康をサポートし、血流を改善する効果が期待できます。
3. 消化促進
酵素玄米は通常の玄米よりも消化が良く、腸内環境の改善にも寄与します。
4. 豊富な栄養素
玄米の栄養価に加え、黒米のビタミンE、鉄分、マグネシウムなどのミネラルが摂取できます。
5. 血糖値の安定
食物繊維が豊富で、血糖値の急激な上昇を抑える効果があります。
黒米酵素玄米の材料(2合分)
黒米や水の量はお好みの部分もありますが、私が普段作っている分量を記載します。
- 玄米:2合
- 黒米:大さじ6~8(全体の約3割)
- 塩:ひとつまみ
- 水:炊飯器目盛りの1〜2割多い分量
黒米酵素玄米の作り方
1. 下準備
- 玄米をよく洗い浸水させる(12〜24時間)
- 黒米はホコリなどを落として水に浸けておく(6時間以上)
2. 炊飯
- 浸水させた玄米をザルに上げて水を切り炊飯器に入れる
- 黒米は浸けた水と一緒に炊飯器に入れる
- 塩を加える
- 玄米2合目盛りより1〜2割多くの水を入れる
- 玄米モードで炊飯する
3. 保温・熟成
- 炊き上がったら全体をよく混ぜる
- 保温モードで3~4日間熟成させる
- 1日1回、清潔なしゃもじで全体を混ぜる
重要:保温中は蓋を頻繁に開けず、混ぜる時も手早く行いましょう。
失敗しないコツ
1. 水加減に注意
黒米は普通の玄米よりも水分を吸収しやすいため、少し多めの水で炊くのがコツです。
2. 浸水時間を守る
最低6時間、できれば一晩浸水させることで、ふっくらと炊き上がります。
3. 保温温度の管理
70~74度の保温温度を保つことが重要です。高すぎると乾燥し、低すぎると発酵が進みません。
4. 清潔な環境を保つ
保温中は雑菌の繁殖を防ぐため、清潔なしゃもじを使用し、炊飯器の蓋や内部も清潔に保ちましょう。
5. 混ぜ方のコツ
底から大きく混ぜて、空気を含ませるように混ぜると、ふっくらとした食感が保てます。
農家直伝!美味しく仕上げる秘訣

品質の良い黒米を選ぶ
黒米は粒が揃っていて、色艶の良いものを選びましょう。
古米は風味が落ちるため、できるだけ新米を使用することをおすすめします。
炊く前の準備を丁寧に
米の浸水は、時間をかけて丁寧に行うことで、炊き上がりに大きな差が出ます。
保温期間の調整
3日目が最も美味しい状態になりますが、お好みで2~4日の間で調整してください。
保存方法と日持ち
酵素玄米は保温状態で1週間程度保存できますが、最も美味しいのは3~4日目です。
冷凍保存も可能で、1か月程度保存できます。
冷凍する場合は、1食分ずつラップに包んで冷凍し、食べる時は電子レンジ等で温めてください。
まとめ
黒米を使った酵素玄米は、見た目の美しさと栄養価の高さを兼ね備えた、まさに体に優しい主食です。
無農薬で栽培した黒米を使用することで、より安心して毎日の食事に取り入れていただけます。
最初は少し手間に感じるかもしれませんが、慣れれば簡単に作れるようになります。
ぜひ一度、黒米酵素玄米の深い味わいと健康効果を実感してみてください。
ご質問があればお気軽にお問い合わせください。